最初に見学したのはこの下総航空基地に所在する海上自衛隊システム通信隊群移動通信隊の衛星可搬局装置Ⅰ型。実はこの車両、自衛隊指揮通信システム隊が絡んでるのか、統幕が調達しているそうで、銘板の桜のマークの中心には<統>の文字が入っています。
陸海空に1両づつが配備されていて、これがその初号車。例によって初号車ならではの不具合が多発してたそうですが、そろそろ落ち着いたのでしょうか?統合と銘打ってるだけあって陸海空の通信システムと連接でき、陸のヘリコプター映像伝送装置のデータもリアルタイムで取得可能。「まあ、実際生で流すのは上が許さないでしょうけど」とは言われてましたが。詳細は当然教えてもらえませんが、デジタル化されて帯域もかなり広くなってるそうで、次期Xバンド衛星にも部品の交換で対応可能だそうです。移動通信隊の装備品展示を見学した後は、エプロン区域へ。
残念ながらP-3Cのフライトはお休み。格納庫に行くと、先日厚木基地で見た新型の救難消防車1B型がハッチフルオープンで展示されています。
操縦席も撮影OKだったので早速乗り込んで撮影。うーん、さすが欧州製は進んでるなぁ。現在運用試験中だそうですが、もうすぐ終了し実戦配備になるのだとか。
同じ格納庫内ではミニP-3Cと潜水艦などが本物のP-3Cと一緒に展示されていました。ミニP-3Cの上には下総名物のリラックマも。リラックマはこの後も色々搭乗する機体を変えてました(笑)。続いて管制塔へ。見ただけで古さを感じさせる管制塔ですが、海上自衛隊で一番古い管制塔で築50年を超えています。老朽化と現在の耐震基準をクリアできないために、現在横に新たな管制塔を建設中。今年の12月に完成予定とのことで、現在の管制塔はそれに伴い解体されるとのこと。
30分ほど待った後、管制塔見学へ。
いかにもやばそうな階段を登って行くと、最上階着。
3年前は色々あって撮影禁止でしたが、今回は撮影出来ました。いかにも古めかしい器材が揃っていますが、新管制塔ではすべてリプレースされるとのこと。また今は階段しかありませんが、新管制塔ではエレベーターが設置されるそうです。まあ、高さも倍になりますしね。
その管制塔の横には新たにP-1の教育訓練用の建物も建設中です。下総の列線に並んでいるP-3CもいずれP-1に変わる日が来るのでしょうね。
建設中の建物の更に向こう側にはSH-60やP-3Cの教育訓練用の格納庫があり、SH-60JとK、そしてP-2Jが展示されていました。
しかしP-2J、大分汚れが目立ってきてるので、そろそろキレイにして欲しい所ではあります。
教育器材といえば、隠れたところにP-3Cの爆弾倉や主翼懸吊用の実習器材などが置かれていました。
とかとか色々回っていると、あっという間に1120。
ミニP-3Cのパレードが~と慌ててエプロン区域に戻ります。
なんとかパレードの途中の千葉三兄弟を見かけたので後を追いかけ撮影成功。
けど今日はまだ涼しかったとはいえ、気温は30度近く。フライトスーツの翔くんのタマシイさんはかなり辛かったんじゃないかと思います。ホント、お疲れ様でした。
そして最後にミニP-3Cの展示を見てRTB。
飛行展示などない地味な行事ですが、内容は結構充実していて非常にオススメ。また来年も行きたいと思います。
隊員のみなさまありがとうございました。
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