朝0945に横須賀海軍施設のメインゲート前に集合し、セキュリティチェックを受けて入門。
最近の基地開放はセキュリティ上の理由から三笠ゲートばかりなので、久しぶりにこちらから入ります。
中に入ってまず向かったのは在日米海軍司令部庁舎。旧横須賀鎮守府庁舎になります。
中に入ると、オバマ大統領以下アメリカ海軍の各級指揮官の写真が飾られています。手前においてあるのは、3月がアメリカの女性史月間のため、その説明用のボードだそうです。
ここで在日米海軍司令部の広報の方から第7艦隊司令部の広報の方にバトンタッチし、まずはバスに乗って基地内を一周することに。
まず出発してすぐに通りかかったのが旧横須賀鎮守府時代の防空壕を再利用している第15駆逐隊の事務所。
横須賀海軍施設の山にはこのような防空壕が何キロも掘られていたそうですが、その殆どが埋め戻されてしまってるそうで。
話に聞く横須賀鎮守府管区防空指揮所も土の中に埋もれてるんでしょうね。
続いて向かったのがドライドック。
横須賀海軍施設には旧横須賀鎮守府時代から受け継がれた1号から6号までの6つのドライドックがあるのですが、一番古い1号ドックが出来たのはなんと明治4年。それも江戸幕府の小栗忠順とフランス人技師のヴェルニーが作り始めたのを明治政府が受け継ぎ完成させたものなのですが、現在でも艦船の修理に用いられています。
日本最古のドライドックである1号ドライドック。 |
5号ドライドック。中央にある凹みがソナーの修繕用のピット。 |
空母「信濃」を建造するために作られた6号ドライドック。奥には12号バースに接岸中の空母「ジョージ・ワシントン」が。 |
他にも横須賀海軍施設には色々な施設があります。
海上自衛隊の消磁所。ベースの一番奥なので、まず普通来ることはない。 |
防火防水訓練施設。艦艇での応急工作の訓練をここで行います。 |
横須賀海軍施設の消防署。日本人の基地従業員も多数勤めています。 |
ぐるっと一周回ってからいよいよ艦船見学へ。
まずはCVN-73「ジョージ・ワシントン」に乗艦します。
「ジョージ・ワシントン」は昨年12月に横須賀に帰投し、1月より絶賛メンテナンス中。そのため艦の内部外部問わず様々な器材が置かれ、ケーブルがのたうちまわっています。
一昨年のスプリングフェスタの際にも同じようにメンテナンス中の「ジョージ・ワシントン」に乗艦しましたが、その時よりも工程は遅れている感じを受けました。
GWの格納庫の中には現場事務所用のプレハブが並んでいます。 |
「インディペンデンス」「キティホーク」そして「ジョージ・ワシントン」と空母を見学したことはありますが、ラッタルを上るのは初めて。
でもちゃかちゃか登りすぎて写真は手ブレばかり。もう少しゆっくり行けばと言いたいところですが、何分時間も限られているのでこればかりは仕方ないです。
「ジョージ・ワシントン」は来年RCOHのため本国に戻り、代わりにCVN-76「ロナルド・レーガン」がやってくることになっていますが、その前にもう一度見学できればと思います。
サッカーも出来る広さの飛行甲板 |
シリンダーが露出しているC-13-2型蒸気カタパルト |
「フィッツジェラルド」もメンテナンス中のため、こちらも上甲板だけの見学かなと思っていたのですが、なんと艦橋まで上げていただきました。
メンテナンス中のため時鐘が降ろされていました。 |
なにかと思っていたのですが、MK-53 Nulka Decoy Systemのランチャーだそうです。 |
やっぱりゲーム機にしか見えないMk.38機関砲システムのコントローラー |
中央の背の高い人が案内してくれたフィッツジェラルドの先任伍長(でいいのかな?) |
改めて見ると、海自の「こんごう」型とは似て非なるものですね。 |
「フィッツジェラルド」ではシールと圧縮樹脂みたいな素材で出来た模型?をもらいました。
両艦のみなさま、お忙しい中色々とご配慮いただきありがとうございました。
その後フードコートに移動して昼食タイム。
A&Wだけどやっぱりポテト多すぎてお腹いっぱい。 |
私は「フィッツジェラルド」のグラスを購入。こういうカトラリー系のデザインは、どうしても欧米の方が優れてるんですよね。不思議です。
そして最後に再び出発した在日米海軍司令部庁舎へ移動。
そこで用意されていたのはフォロワー10万人到達記念のケーキ^^
在日米海軍司令部の作戦部長と広報部長も登場し、記念のケーキカットを行いました。
左が作戦部長、右が広報部長。サラダバーが凄いですね。 |
ケーキは切り分けられ、参加者全員でいただくことに。お味は。。予想通りベタ甘でしたw |
右が在日米海軍司令官クラウス少将。 |
5時間あまりの短い時間でしたが、中々見ることの出来ない横須賀海軍施設の中を見学するという貴重な経験を頂きました。
ツアーを企画された在日米海軍司令部広報部のみなさまと、ご協力いただいた米海軍のみなさま本当にありがとうございました。
また次の機会があることを願っています。
さて、次は佐世保に行きたいですね。