在日米海軍司令部@CNFJフォロワー10万人到達記念米海軍横須賀海軍施設特別見学ツアー
2014年3月21日(金)、在日米海軍司令部が運営しているTwitterのアカウント"@CNFJ"のフォロワーが10万人に到達したのを記念して企画された米海軍横須賀海軍施設の特別見学ツアーに当選したので行ってきました。朝0945に横須賀海軍施設のメインゲート前に集合し、セキュリティチェックを受けて入門。
最近の基地開放はセキュリティ上の理由から三笠ゲートばかりなので、久しぶりにこちらから入ります。
中に入ってまず向かったのは在日米海軍司令部庁舎。旧横須賀鎮守府庁舎になります。
中に入ると、オバマ大統領以下アメリカ海軍の各級指揮官の写真が飾られています。手前においてあるのは、3月がアメリカの女性史月間のため、その説明用のボードだそうです。
ここで在日米海軍司令部の広報の方から第7艦隊司令部の広報の方にバトンタッチし、まずはバスに乗って基地内を一周することに。
まず出発してすぐに通りかかったのが旧横須賀鎮守府時代の防空壕を再利用している第15駆逐隊の事務所。
横須賀海軍施設の山にはこのような防空壕が何キロも掘られていたそうですが、その殆どが埋め戻されてしまってるそうで。
話に聞く横須賀鎮守府管区防空指揮所も土の中に埋もれてるんでしょうね。
続いて向かったのがドライドック。
横須賀海軍施設には旧横須賀鎮守府時代から受け継がれた1号から6号までの6つのドライドックがあるのですが、一番古い1号ドックが出来たのはなんと明治4年。それも江戸幕府の小栗忠順とフランス人技師のヴェルニーが作り始めたのを明治政府が受け継ぎ完成させたものなのですが、現在でも艦船の修理に用いられています。
日本最古のドライドックである1号ドライドック。 |
5号ドライドック。中央にある凹みがソナーの修繕用のピット。 |
空母「信濃」を建造するために作られた6号ドライドック。奥には12号バースに接岸中の空母「ジョージ・ワシントン」が。 |
他にも横須賀海軍施設には色々な施設があります。
海上自衛隊の消磁所。ベースの一番奥なので、まず普通来ることはない。 |
防火防水訓練施設。艦艇での応急工作の訓練をここで行います。 |
横須賀海軍施設の消防署。日本人の基地従業員も多数勤めています。 |
ぐるっと一周回ってからいよいよ艦船見学へ。
まずはCVN-73「ジョージ・ワシントン」に乗艦します。
「ジョージ・ワシントン」は昨年12月に横須賀に帰投し、1月より絶賛メンテナンス中。そのため艦の内部外部問わず様々な器材が置かれ、ケーブルがのたうちまわっています。
一昨年のスプリングフェスタの際にも同じようにメンテナンス中の「ジョージ・ワシントン」に乗艦しましたが、その時よりも工程は遅れている感じを受けました。
GWの格納庫の中には現場事務所用のプレハブが並んでいます。 |
「インディペンデンス」「キティホーク」そして「ジョージ・ワシントン」と空母を見学したことはありますが、ラッタルを上るのは初めて。
でもちゃかちゃか登りすぎて写真は手ブレばかり。もう少しゆっくり行けばと言いたいところですが、何分時間も限られているのでこればかりは仕方ないです。
「ジョージ・ワシントン」は来年RCOHのため本国に戻り、代わりにCVN-76「ロナルド・レーガン」がやってくることになっていますが、その前にもう一度見学できればと思います。
サッカーも出来る広さの飛行甲板 |
シリンダーが露出しているC-13-2型蒸気カタパルト |
「フィッツジェラルド」もメンテナンス中のため、こちらも上甲板だけの見学かなと思っていたのですが、なんと艦橋まで上げていただきました。
メンテナンス中のため時鐘が降ろされていました。 |
なにかと思っていたのですが、MK-53 Nulka Decoy Systemのランチャーだそうです。 |
やっぱりゲーム機にしか見えないMk.38機関砲システムのコントローラー |
中央の背の高い人が案内してくれたフィッツジェラルドの先任伍長(でいいのかな?) |
改めて見ると、海自の「こんごう」型とは似て非なるものですね。 |
「フィッツジェラルド」ではシールと圧縮樹脂みたいな素材で出来た模型?をもらいました。
両艦のみなさま、お忙しい中色々とご配慮いただきありがとうございました。
その後フードコートに移動して昼食タイム。
A&Wだけどやっぱりポテト多すぎてお腹いっぱい。 |
私は「フィッツジェラルド」のグラスを購入。こういうカトラリー系のデザインは、どうしても欧米の方が優れてるんですよね。不思議です。
そして最後に再び出発した在日米海軍司令部庁舎へ移動。
そこで用意されていたのはフォロワー10万人到達記念のケーキ^^
在日米海軍司令部の作戦部長と広報部長も登場し、記念のケーキカットを行いました。
左が作戦部長、右が広報部長。サラダバーが凄いですね。 |
ケーキは切り分けられ、参加者全員でいただくことに。お味は。。予想通りベタ甘でしたw |
右が在日米海軍司令官クラウス少将。 |
5時間あまりの短い時間でしたが、中々見ることの出来ない横須賀海軍施設の中を見学するという貴重な経験を頂きました。
ツアーを企画された在日米海軍司令部広報部のみなさまと、ご協力いただいた米海軍のみなさま本当にありがとうございました。
また次の機会があることを願っています。
さて、次は佐世保に行きたいですね。
中央即応連隊創隊5周年記念行事
2014年3月2日(日)、中央即応連隊創隊5周年記念行事を見学に、宇都宮駐屯地まで行ってきました。中央即応連隊は中央即応集団の基幹部隊として、国際平和協力活動における先遣部隊や、各方面隊の増援部隊として全国に展開する部隊で、今回が部隊としては初めての一般公開となります。
石橋駅からバスに乗り、0840過ぎに宇都宮駐屯地に到着。
注目度の高い部隊なので混んでるかとおもいきや、正門の前に並んでいるのは十数人。あれ?
フォロワーさんがいたのでしばらく話していると、0900に開門。
とりあえずグラウンドだろうと当たりをつけて中に入ります。
するとグラウンドには模擬宿営地が設けられているじゃないですか。
どうやら記念式典はこの中で行われるようですが、招待客以外は反対側に回るように指示されたので、そちらへ移動。
とりあえずここで陣を張り、まず装備品展示を見学。
今回は国際平和協力活動の展示がメインなので、装備品もそちらで用いられるものが色々と並んでいます。
洗濯機だったりシャワーだったりトイレだったりがみなコンテナに収容されています。
廃棄物の処理コンテナまであるんですね。
でも、中央即応連隊は先遣部隊として展開するため、これらの装備は使えず、トイレは簡易トイレ、風呂にも入れず活動することが殆どなのだとか。
即応体制を常に意識するため、駐屯地の警備任務であっても常にこれだけの装備をしているそうです。
宿営地の周りは鉄条網で囲まれ、要所要所にはこんなセンサーみたいなものが設置されています。
その鉄条網を設置するのがこちらの車両。
中に鉄条網が入っていて、走行しつつ後ろに敷設していくことが出来るのだとか。
ちなみに1リール700kgあるそうですが、それでも要所要所で杭を打たないと風で動いてしまうのだそうです。
メインゲートはこちら。こちらもアメリカ製。
中央即応連隊は任務の性質上、海外製の装備を多く取り入れているように見受けられました。
寒空の下フォロワーさんと雑談したりしてなんとか時間を潰し、1040よりようやく式典が開始。
式典は中央即応連隊は既存の枠を壊すものだということで、連隊長が式辞を述べた後、お世話になった人たちを一人一人紹介していくという非常に珍しいもの。
ちょっと周り置いてきぼりな感もありましたが、でも色々な人が連隊創設に尽力されたことがわかり興味深かったです。
感謝状贈呈の後、模擬格闘訓練展示。
と言っても中央即応連隊なので、非常に実戦的な内容です。
銃やナイフを持った敵との格闘はこの間習志野でも見ましたが、
不審者の制圧、検索、そして連行までがワンセットになっているのはさすが中央即応連隊と言ったところでしょうか?
格闘訓練展示が終わりそうになったところで、続いて行われる邦人救出訓練のため急いで陣地転換。でも急ぎすぎて足元滑らせて擦り傷を作ってしまったり(涙)。幸いカメラは無事でしたが、少しご迷惑をお掛けすることになり個人的には反省です。
それはさておき邦人救出訓練は、宿営地に収容された邦人たちの救出のため、LAVと人員輸送車1号がコンボイを組んでやってくるところから状況開始。
誘導隊が裏口から宿営地に入り、中で待つ邦人(招待客の一部)を案内します。
するとそこにトラックに乗った謎の武装集団が来襲。LAVと銃撃戦を繰り広げます。
謎の武装集団を撃退した隙に、邦人達は人員輸送車1号へ。
そしてコンボイは出発。
……と思いきや、宿営地前に爆発物らしきものが設置されていることが判明したため、恐らく今回初公開となるUGVが出動。
爆発物を爆破処理します。
そしてコンボイは出発し、後方からの謎の武装集団の攻撃を撃退しつつ無事離脱に成功したのでした。
他の舞台の訓練展示に比べると非常に地味で、普通の人から見ると中々わかりづらい訓練展示でしたが、要所要所に興味深いことが多く個人的には満足出来ました。
そして最後に残りの装備品を見学し、1238に駐屯地を離脱。
雀宮駅から帰途についたのでした。
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