Circle CROSSROAD

自衛隊や米軍関連のイベントのレポートを中心としたサイトです。

下志津駐屯地創設58周年記念行事

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例年別の用事と重なるので行けない下志津駐屯地の創設記念行事ですが、一度は行ってみたいと思っていたので、意を決して行って来ました。

千葉県の公共交通機関はとにかく接続が悪いので、シャトルバスを使わずに千葉駅から下志津駐屯地の前を通る千葉内陸バスに乗車し0810に駐屯地正門に到着。
下志津は空いてると聞いていたのですが、この段階で数十名以上が列を作っている状態。
Twitterなどで時間をつぶしながら開門を待ちます。
0830に開門。手荷物検査を受け入場し、まずは式典が行われるグラウンドへ。
ひな壇の両端が一般客向けに開放されているのですが、敢えてその前に陣取ります。

まずは地本のブースに挨拶に行こうと思い歩いてると、何やら風船のような物をふくらませている隊員が。



見ると車に空挺団の名があったので、空挺降下のための風向風速の測定バルーンだと得心。
しばらくその作業を見守ることにします。



測定器具の上から放球し、バルーンの上昇する時間で高度を、測定器具で角度を標定し、予め定められているチャートと合わせて上空の風向きと風速を得ていきます。
幸いにして見た感じ風はほぼ無風。空挺降下は無事行われそうです。

それを見届けた後、地本のブースに顔を出すと、まだ三兄弟のタマシイが揃って仕事中。
忙しいのでいつ出るかわからないとのことだったので、とりあえず広報館や観閲行進に参加する車両を撮影したり会場内をウロウロ。



M51スカイスイーパーやM42ダスターとかもそうですが、実は改良ホークや73式装甲車も見たことなかったのでワクテカ。
デジカメ買うまで偶にしか行ってなかったので、意外と古い装備は見ていないのです。

写真を撮りながら行ったり来たりしていると、三兄弟発見!



未来ちゃんがいなかったのが残念ですが、衛兄さんと翔くんを撮影。
時間が来たので席に戻ります。

巡閲を行うのは高射学校長兼下志津駐屯地司令 飯盛進陸将補。



巡閲を終えて一般観覧席の前を通る時に拍手が起きたのですが、それに対し照れくさそうに下を向かれて敬礼を送ってくれるという珍しい事件が。
なんか凄く良い人っぽいですね。一気に好感度が上がりました。

式典そのものは国会議員が衆参合わせて6人も式辞を延べたので、市長や県議会議員以下は全員その他扱いに(苦笑)。
参議院選挙が近いからですかね。それともGWで地元入りして暇なのか、みなさん話がそれほど長くなくてまだ救いでした。

その後観閲行進。
下志津駐屯地が担任する警備区域の市町村旗を掲げた73式小型トラックの行進の後、今年から下志津駐屯地で教育の始まった自衛隊候補生の行進を経て、下志津駐屯地配備部隊の車両行進。




更に災害派遣装備の行進が行われました。

高射学校音楽隊の音楽演奏を挟んで訓練展示開始。
訓練展示は観閲台向かって右側奥の滑走路地域を奪還する想定です。

まず第1空挺団の隊員が自由降下にて敵制圧地域に潜入。



更に同じく第1空挺団の偵察バイクと、82式指揮通信車が威力偵察を行います。



LR-1扮する敵偵察機の偵察を受けたため、航空攻撃の危険ありと判断した我が方は高射特科部隊を展開することを決心。
普通科部隊の護衛を受け、どんだけ豪華なんだよというほどの高射特科部隊が展開します。





だって携SAM、短SAM、近SAM、中SAM、87AW、改善ホークにパトリオットがどっちゃりですよ。私が敵だったら絶対突っ込みたくないエリアです。

そこに現れた敵の航空部隊を完全撃破。



更に現れた航空部隊↓も



ミサイルで撃破し敵の航空攻撃を打破。滑走路地域を確保するために総攻撃を掛け、状況終了となりました。



M2重機関銃の弾は大量にあるのか、丁度目の前あたりで何度も撃つし、手作りながら色々凝った趣向もあって迫力のある模擬戦でした。

そして私は降りてきた4ATHのAH-1Sの下へ。



その目的は、今度の木更津航空祭で展示される予定の「木更津若菜」のステッカーをゲットすることw



物販開始と同時にステッカーを入手。
目的を達成した私は、意気揚々と下志津駐屯地を後にしたのでした。

いや、今から木更津航空祭が楽しみですね(をい

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入間基地ランウェイウォーク2013

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2013年4月20日。
入間基地で行われたランウェイウォーク2013に行って来ました。
入間基地ランウェイウォークは2005年に開始され今回が8回目。入間基地の滑走路を封鎖して、そこを歩かせてくれるイベントです。
今年は募集人数1000人に対して応募ハガキ796通、応募人数2138人で倍率は約2.2倍と、他の自衛隊系イベントの倍率が跳ね上がっている現在なので、そんなに高くはありません。

朝0845に稲荷山公園駅に到着し、稲荷山公園門より入場。
バスでエプロン地区に移動し、そちらで受付を行います。



入間基地航空祭では人で埋まっているエプロン地区も、今日は空っぽ。いやぁ、こんなに広かったんですね。
装備品の展示も行われているので、ランウェイウォーク開始前に見学します。
展示されていたのは第2輸送航空隊のC-1と入間ヘリコプター空輸隊のCH-47J、飛行点検隊のU-125、あと消防車や軽装甲機動車など。



以前に参加した人のBLOGによるとC-1の操縦席を見学できたそうですが、今回は貨物室だけだったのが残念。
後、変わり者としてはC-1やC-130に貨物を搭載する際に使用されるカーゴローダーが展示されていました。



第4高射隊のパトリオットはPAC-3ではなくPAC-2の訓練弾を搭載しての展示。
北朝鮮の事案の話を聞くと口を詰むんでしまいましたが、周りの様子を見ると北側のパトリオット陣地にPAC-3を展開している様でした。

装備品を一通り見学した後、一度エプロン地区から外に出て歩哨犬の訓練展示を見学。




入間航空祭のときもやってるのは知ってるのですが、どうしても飛行展示を見ることに専念してるので中々見ることが出来ないんですよね。
開始前にワンコが粗相してしまうハプニングはありましたが、匂いを付けた布を一発で持ってきたり、隠れている不審者を制圧したり、全体的に非常に練度が高い印象を受けました。



歩哨犬の訓練展示を見た後はエプロン地区に戻り、オープニングセレモニーのT-4地上滑走を見学。
そして中部航空音楽隊のファンファーレの後、入間基地司令の挨拶を経て、ロンドン五輪銅メダリストの清水3尉スターターとして壇上に上がります。



先日メダルを紛失したことで有名になった清水3尉ですが、「(周りをよく見てると)メダルが見つかるかもしれません」と自虐ネタを盛り込んで場を盛り上げてくれました。
その清水3尉の号砲でランウェイウォークスタート。



先導する隊員の後に続き、誘導路から滑走路に入ります。



滑走路の中央付近には消防車が待機し、記念の放水を行ってくれました。



入間基地の滑走路は2000m。ぐるっと一周回ってくるので、歩く距離は倍の4000mほどになります。





中々普段見ることが出来ない滑走路灯や、滑走路端に設けられているクラッシュバリアーなどを撮影しながら、大体50分程度でウォーク終了。



終了後は中部航空音楽隊の演奏を聞きながら、入間基地特製のイーグルカレーを頂きました。
ホントはこの後太鼓演奏なども予定されていたのですが、とにかく寒いのと天候の悪化が予想されたので予定を切り上げ昼過ぎで会場を離脱しRTB。

いやしかし普段見ることが出来ない視点から色々なものが見学できて楽しかったです。
また機会があれば参加してみたいですね。

入間基地のみなさん、ありがとうございました。

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滝ヶ原駐屯地創立39周年記念行事

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2013年4月14日。
先週、駒門駐屯地に行けなかったので、代わりに滝ヶ原駐屯地の創立記念行事に行って来ました。
新宿から「あさぎり1号」に乗り、御殿場駅でバスに乗り換えて0850過ぎに滝ヶ原駐屯地着。
既に開門していたので中に入り、まず式典が行われるグラウンドに向かいます。
招待席の前方が空いていたので警備の隊員にOKを貰い、最前列を確保し、装備品展示の撮影へ。

滝ヶ原駐屯地で一番見たかったのはこのUAV。
昨年東部方面隊管内で初めて展示されたと知って、ずっと楽しみにしていたのです。



手投げ、もしくはゴムで打ち上げられるこのUAVは、予めメモリに登録した地点を飛行する他に操縦装置を用いて操縦することも可能。
飛んでるところはトンビとよく似ているそうで、縄張りを荒らされたと勘違いした鳥が飛行中によく接近してくるのだとか。
他にも10式戦車や中距離多目的誘導弾などが展示されていましたが、小銃などはクレーマー団体の訴訟の影響で手前にロープが張られ、手で触れることは不可。でもその01式ダミーですよねぇ(苦笑)。

また隣のキャンプ富士からアメリカ海兵隊の装備品などが展示されていました。



記念式典は来賓の到着が遅れたため5分遅れで1005に開始。
途中何度も強い風が吹いて砂埃が舞っていたのですが、そんな中直立不動の姿勢を崩さない自衛官のみなさんはさすがです。



観閲行進は車両行進。
残念ながら今年は評価支援隊のデジタル迷彩車両は登場しませんでしたが、目の前を各種車両が通り過ぎていくのは圧巻です。

OH-1の飛行展示と太鼓演奏で間をつなぎ、いよいよ訓練展示開始。

まず我が国の領地を占拠した対抗部隊に対し、OH-1と偵察部隊が偵察。
その後、迫撃砲による支援射撃を受けた前衛部隊が、対抗部隊の前衛を追い払います。



対抗部隊は強固に抵抗しますが、迫撃砲の支援射撃の前についには後退。



そこにUH-1で狙撃班と前進観測班が投入され、狙撃班は敵指揮官を狙撃します。



この機会を逃さず74式戦車と96式装輪装甲車からなる普戦チームを投入。
更に迫撃砲やFH-70、中距離多目的誘導弾部隊も展開。



74式戦車が対抗部隊の戦車と装甲車を撃破し、安全が確保された所で地雷啓開のために92式地雷原処理車と施設作業車が展開します。



74式戦車が突入した後に、96式装輪装甲車に乗った普通科部隊も突入し下車戦闘開始。


だが我が方にも3名の負傷者が発生。直ちに救護措置が行われます。


その間にも戦闘は続き、訓練展示には珍しく手榴弾による敵陣地の制圧シーンも見られました。


応急手当を終えた負傷者は、96式装輪装甲車を臨時に使用した装甲救急車にて後送されます。


負傷者の後送を終えた隊員たちは再び前線に復帰。敵陣地を制圧。
最後に89式装輪装甲車などの部隊が展開し、状況終了となりました。



同時並行で色々なことが行われるため写真を撮るのが一苦労でしたが、見どころも多く、良い訓練展示だったと思います。
毎年4月に行われる駒門、滝ヶ原、板妻の記念行事に毎年通う人の気持が分かりました。

出来ればまた来年も行きたいですね。
そのときには評価支援隊の活動についても色々と聞いてみたいものです。

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防衛省技術研究本部陸上装備研究所一般開放

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2013年4月13日。
淵野辺にある陸上装備研究所の一般開放に行って来ました。

昨年地元の人向けに一般開放していたという話を聞いて今年もあるんじゃないかと網を張っていたのですが、技本のサイトで告知が出たのが4月に入ってから。
それも内容は来てからのお楽しみということだったので、0940に現地について見るとなんと待っていたのは一人だけ。中で一般開放の準備をしてるのが見えなければ、日付を間違えたんじゃないかと疑いたくなる状態。
しばらくすると少しづつ人も増えてきたのですが、それでも0958に開門した時点で20人もいなかったんじゃないでしょうか?



中に入ると広場の真ん中にNBC偵察車や92式舟橋などの装備品が展示され、その回りにパネル展示とか防弾チョッキ2型とか相模原市の消防車とかが並んでいます。

この人出だから混むことないだろうと思い、まずパネル展示を見学。
その後防弾チョッキを着せて貰ったりテントを見せてもらったりして、NBC偵察車の元へ。
NBC偵察車自体は大宮や習志野で見ているのでまいっかーと思ってたのですが、よく見ると試料採取装置のハッチが開かれていて、中の手袋とかが見えるじゃないですか。



をー、これが見たかったんですよね。
色々な記事とかで化学防護車が装備していたマニュピレータは使い勝手が悪かったため、NBC偵察車では手袋になった云々と書かれていたのですが、実際にどうなっているのか分からなかったので気になってたのです。
化学教導隊の隊員がいたので、運用手順なども色々質問。
まさかあんなピタゴラメカになってるとは思っても見ませんでした。

大宮の訓練展示で今年はNBC出るんじゃないかと言う話なので、なんとか都合をつけて観に行ければと思います。

広場を一通り見学した後、奥にある実験施設を見学。
この日公開されていたのは動力性能試験装置と車両振動試験装置、そしてこのシャーシーダイナモメータ。
前の二つは写真撮影禁止。見た感じ大した装置じゃないと思うのですが、多分見る人が見たら試験している車両の性能が特定されてしまうんでしょうね。

で、唯一撮影してよかったこのシャーシーダイナモメータ。
何するものかというと、この上に実車を載せて傾け、重心点の変動を測定するもの。
まあぶっちゃけた話、どこまで坂道で耐えられるかを調べる装置です。



重さ60トンまで行けるそうなので、90式とかもこの上に載せて測定したのだとか。
軍艦とかでは燃料や水、弾薬などの積載量によって復原特性が大きく変わるのは知ってましたが、陸上車両でも大きく変わるそうです。
そのため、燃料や弾薬を積載した戦闘状態と空荷の状態など何パターンにも分けて測定を繰り返すのだとか。
人間も単なるバラストではなく、ちゃんとしたダミー人形を載せるそうですよ。

そして一番奥の格納庫にあったのが、10式戦車の試作4号車。



試作1号車は広報センター、2号車が武器学校、3号車は富士駐屯地でそれぞれ展示され、4号車がここに保管されています。
でもそうなるとWikipediaにあった11式装軌車回収車に改造されたってのは間違いってことに。。。真相はどうなんでしょうかね?誰か教えてください。

そして再び広場に戻り、地雷探知の訓練展示を見学。



ワイヤー式のトラップがないかを目で確認して、手を伸ばして手の甲で突起物がないかを探し、次に地雷探知機で確認して、更に探針棒で探してようやく前進。
これを延々と何時間も繰り返すのですから大変です。
しかも本物の地雷だったら失敗したら命ないですからね。その緊張感たらかくやです。

最後に資料室でIED対処システム構成要素の研究について話を聞いて辞去。

近所の人と爺さんと一部の好き者しかないのんびりした一般開放でしたが、非常に興味深いものがありました。
また次回も行ってみたいです。

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第1空挺団創立55周年 習志野駐屯地創立62周年記念行事

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2013年4月7日。

前日の松島往復で体力を使い果たしたので、当初予定していた駒門駐屯地行きは諦め、近場の習志野駐屯地に行って来ました。

津田沼駅からバスに揺られて15分。0840に習志野駐屯地に到着。
ところが門の前には10人くらいしか並んでません。



習志野駐屯地は毎年1月に降下訓練始めを行うためか、例年創立記念行事では訓練展示を行わないため、人気がないんでしょうか。
しかしここまで人出が少ないとは思っても見ませんでした。

0900に開門し、手荷物検査を受けて駐屯地の中へ。
ところが何の案内もチラシもないのでどこに行ったらいいのかさっぱ訳わかめ。
とりあえず人が歩いて行く方向に付いて行くとグラウンドがあり、仮設スタンドが設けられていたので、一般席らしきところに陣を張ります。

撮影用のビデオカメラを持っている隊員に行事内容を確認すると、1000から式典の後、部隊対抗の競技会が行われるのだとか。
とりあえずそれを確認した後、まず三兄弟がいる地本のブースを探します。

あちこち探しまわった後、ようやく地本のブースを発見。
ちょうど翔くんのタマシイの人が歩いてきたので、うちの同人誌を謹呈。
その後地本のブースで先着200名様限定のブルーインパルス2013カレンダーをゲット。

跳出塔をはじめ、習志野ならではの施設を撮影していると、三兄弟が出てくるのを発見。
早速写真を撮りに行きますw



しばらく撮影していると、部隊が入場態勢に移ったので慌てて席に戻ることに。



今回は観閲行進を行わないためか、記念式典ではなく祝賀式と言う名称でしたが、やってることは余り変わらず挨拶ばかり。父親がこの駐屯地に勤務していた野田元総理も挨拶を述べてました。

訓練展示の代わりに行われたのが隊内対抗の運動競技会。
隊員たちが1大隊から3大隊までを基幹に紅、黄、青の三軍に別れ、竹取り合戦、人間ばん馬レース、騎馬戦の三種目を競います。

最初に行われたのが竹取り合戦。
グラウンドの中央に置かれた5本の竹と1本の縄を時間内に多く引き込んだ方が勝ちなのですが、竹が1本2点、縄が1本10点なので、竹に重点を置くか縄に置くかによって戦術の立て方が異なってきます。



次が人間ばん馬。こちらは見ての通り、73式中型トラックを人出で押して、早く反対側に到着したものが勝ちというもの。



そして最後が騎馬戦。こちらは三軍同時に争うので、どこの軍を最初に叩くかによって大きく勝敗が変わってきます。



いつもは多くの人に囲まれている三兄弟も、この日は暇だったのか応援に参加し盛り上げてくれました。



3つの競技を終えてさて優勝はどの軍に?と思ったら、「結果は記念会食の場で発表します」ってちょっとちょっと。少ないとは言え、一般で来てる人もいるんだから、教えて下さいよ。
仕方ないので記念会食に参加するマイミクさんに結果を知らせてもらうようにお願いしたのですが、もうちょっと考えて欲しかったと思います。
ちなみに優勝したのは青軍だったとか。



競技が終わった後は、屋台でご飯を食べたり、駐屯地内をぐるっと回ったりして撤収。
たまにはこんなにのんびりした駐屯地祭りもいいもんだと思った一日でした。

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