2017年1月9日

平成29年第1空挺団降下訓練始め

2017年1月8日(日)、毎年恒例第1空挺団降下訓練始めに行ってきました。
年々人出が増えているこのイベント。雨予報でしたが、午前中は保ちそうだったので、去年よりも更に早く0530に到着し、列に並びます。


3時間並んでようやく開門。
なんとか奥の台を確保し、まずは情報収集。
今年は例年参加していた戦車や装甲車の類が一切参加せず、訓練展示は交戦訓練装置2型(いわゆるバトラー)を用いた展示になることを確認。
ここ最近の島嶼奪還想定には辟易していたので、期待が高まります。

例年は1030から試験降下が開始されるのですが、今年はその前に空挺団の訓練内容として落下傘の展張要領と、降下前訓練が、そして降下誘導小隊の気象観測と航空機誘導標の設置が展示されました。

12傘(696MI)の手動展張展示。

機内からの飛び出し要領を確認する「模擬扉訓練」

着地の際の受け身(五点着地)を取る訓練。
パラシュートの装着と安全確認。
降下誘導小隊による気象ゾンデの放球。ゾンデの上昇する角度や速度を計測することで風向や風速を得ます。

得た結果を元に、航空機に対し進入方向を指示するための誘導標を設置。
そして初降下開始。
今年は団長が自由降下(FF)資格を持っているので、団長自ら第1普通科大隊長を連れて自由降下。




その後、最年少隊員や最年長隊員、第2普通科大隊長以下各指揮官が降下。


そして防衛副大臣以下を乗せたCH-47Jが着陸するのですが、今年は2番機が離陸後すぐに一般観覧席の前に着陸。
何をするのかと思えば、先程装備をつけた隊員を搭乗させます。



CHが離陸すると、上空で待機していたC-1及びC-130H輸送機から12傘並びに13傘を用いた空挺隊員80名が降下。





一部の隊員は水上着水用の救命胴衣を展張したり、冬季用の衣装を来ていたのですが、降下ポイントが遠すぎて超望遠レンズでやっと確認できる程度だったのが残念。


そして今年始めて米陸軍より第1特殊戦グループ第1大隊所属のグリーンベレー15名が参加し、内9名が降下を行いました。


引き続き行われたのが空挺団内での勝ち抜き戦を勝ち進んできた普通科中隊のガチバトラー戦。
一般観覧席側に青軍、反対側に赤軍が展開し、重迫撃砲の支援を受けて戦うのですが、これが何やってるのかさっぱりわからない。。。






後から見直してみると青軍の重迫撃砲で赤軍が壊滅状態になったため、あっさり陣地を占領された感じがするのですが、例年あったオーロラビジョンもなかったので終始「?」な感じでした。
ニコ生見てた方が分かりやすかったんじゃないかと思います。

事前のアナウンスで「スマホでニコ生を観てもらえれば」とあったので、そちらを期待されてたのだと思うのですが、流石にあの寒い観覧席でスマホを出すのは無理。

企画としては面白いので、もし次回もやられるのならばもう少し魅せ方を考慮していただけるとうれしいです。

そして最後に航空自衛隊の救難員3名と空挺隊員12名による自由降下が行われ終了。


あまりに寒かったのと心が折れてたので防衛副大臣の訓示も聞かず撤収。
最寄り駅でチャーシュー麺肉マシマシを食べ帰宅したのでした。

0 件のコメント:

コメントを投稿