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滝ヶ原駐屯地創立39周年記念行事

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2013年4月14日。
先週、駒門駐屯地に行けなかったので、代わりに滝ヶ原駐屯地の創立記念行事に行って来ました。
新宿から「あさぎり1号」に乗り、御殿場駅でバスに乗り換えて0850過ぎに滝ヶ原駐屯地着。
既に開門していたので中に入り、まず式典が行われるグラウンドに向かいます。
招待席の前方が空いていたので警備の隊員にOKを貰い、最前列を確保し、装備品展示の撮影へ。

滝ヶ原駐屯地で一番見たかったのはこのUAV。
昨年東部方面隊管内で初めて展示されたと知って、ずっと楽しみにしていたのです。



手投げ、もしくはゴムで打ち上げられるこのUAVは、予めメモリに登録した地点を飛行する他に操縦装置を用いて操縦することも可能。
飛んでるところはトンビとよく似ているそうで、縄張りを荒らされたと勘違いした鳥が飛行中によく接近してくるのだとか。
他にも10式戦車や中距離多目的誘導弾などが展示されていましたが、小銃などはクレーマー団体の訴訟の影響で手前にロープが張られ、手で触れることは不可。でもその01式ダミーですよねぇ(苦笑)。

また隣のキャンプ富士からアメリカ海兵隊の装備品などが展示されていました。



記念式典は来賓の到着が遅れたため5分遅れで1005に開始。
途中何度も強い風が吹いて砂埃が舞っていたのですが、そんな中直立不動の姿勢を崩さない自衛官のみなさんはさすがです。



観閲行進は車両行進。
残念ながら今年は評価支援隊のデジタル迷彩車両は登場しませんでしたが、目の前を各種車両が通り過ぎていくのは圧巻です。

OH-1の飛行展示と太鼓演奏で間をつなぎ、いよいよ訓練展示開始。

まず我が国の領地を占拠した対抗部隊に対し、OH-1と偵察部隊が偵察。
その後、迫撃砲による支援射撃を受けた前衛部隊が、対抗部隊の前衛を追い払います。



対抗部隊は強固に抵抗しますが、迫撃砲の支援射撃の前についには後退。



そこにUH-1で狙撃班と前進観測班が投入され、狙撃班は敵指揮官を狙撃します。



この機会を逃さず74式戦車と96式装輪装甲車からなる普戦チームを投入。
更に迫撃砲やFH-70、中距離多目的誘導弾部隊も展開。



74式戦車が対抗部隊の戦車と装甲車を撃破し、安全が確保された所で地雷啓開のために92式地雷原処理車と施設作業車が展開します。



74式戦車が突入した後に、96式装輪装甲車に乗った普通科部隊も突入し下車戦闘開始。


だが我が方にも3名の負傷者が発生。直ちに救護措置が行われます。


その間にも戦闘は続き、訓練展示には珍しく手榴弾による敵陣地の制圧シーンも見られました。


応急手当を終えた負傷者は、96式装輪装甲車を臨時に使用した装甲救急車にて後送されます。


負傷者の後送を終えた隊員たちは再び前線に復帰。敵陣地を制圧。
最後に89式装輪装甲車などの部隊が展開し、状況終了となりました。



同時並行で色々なことが行われるため写真を撮るのが一苦労でしたが、見どころも多く、良い訓練展示だったと思います。
毎年4月に行われる駒門、滝ヶ原、板妻の記念行事に毎年通う人の気持が分かりました。

出来ればまた来年も行きたいですね。
そのときには評価支援隊の活動についても色々と聞いてみたいものです。

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