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よこすかYYのりものフェスタ2013

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2013年6月1日(土)、よこすかYYのりものフェスタ2013に行って来ました。
よこすかYYのりものフェスタは海上自衛隊横須賀地方総監部とJR横須賀駅を中心に、ヴェルニー公園と三笠公園一帯で行われるお祭りで、自衛艦、ヘリコプター、電車、各種車両などが展示されます。
メインの目的はもちろん自衛艦。
今年は掃海艦「うらが」と護衛艦「やまぎり」が一般公開されました。

朝0759に汐入駅に到着し、ヴェルニー公園へ。
マイミクさんがいたので合流し、まず総監部が見下ろせるポイントに移動し在泊艦艇を確認します。
見ていると潜水艦が入港してきたので慌ててヴェルニー公園に戻りこれを撮影。



そうりゅう型潜水艦がすぐそこを回頭して入港してくるのを見ることが出来ました。



逸見岸壁で展示されるSH-60Kが着陸するのを見届けた後、0900過ぎに入門待ちの列に並びます。
この時点で並んでいたのは100人程度。
夏のサマーフェスタに比べると全然少ないですが、それでも開門直前には列の最後尾がヴェルニー公園の真ん中くらいまで届いていました。

1000に予定通り開門。
「やまぎり」が翌週の横浜開港祭にも来るのでまずは「うらが」に乗艦。
「うらが」の横に掃海艇「えのしま」が接舷しているのはなんでだろうと思い、近くに掃海隊群の補給幕僚がいたので尋ねると、掃海母艦としての役割を示すために持ってきたのだとか。



「上から見る機会はあまりないので新鮮ですよ。煙突の中とか見れますし」と言われてましたが、確かにこんなアングルから撮る機会はめったにないので前から後ろまでひと通り撮影させて頂きました。

そしてヘリ甲板に回ると中央にどどーんと航空掃海具が置かれています。
ちかくにいた主任研究幕僚に色々と話を聞くと、



MH-53Eにより曳航されるこの掃海具。ガスタービン発電機を搭載し、そこから発電された電流を流すことで磁気機雷を、そしてプロペラを回すことで音響機雷を掃海します。
ただしMH-53Eでしか曳航できないので、MH-53Eが退役すると同時にお役御免。
後継機のMCH-101にはAN/AQS-24A空中機雷掃討システムが装備されるそうですが、こちらは掃海具ではなく掃討用の探知システムなので、最終的な機雷の処理はEODが飛び込んでやることになるんじゃないかとか。
ただ、まだ実物が入ってきてないので、どうなるかは不明だそうで。



航空掃海具は初めて見たし、横にあった訓練用機雷などの展示も見た記憶がなかったので「今回の一般公開は凄いですね~」と尋ねると、護衛艦隊や地方隊は弾道ミサイル事案で疲れているから、代わりに司令自ら掃海隊群がやると手を挙げたのだとか。
でも「うらが」も先週は高松港で掃海殉職者追悼式に出てて、昨日入港したばかり。そしてこの後硫黄島での実機雷処理訓練に向かうそうなので、こちらはこちらで大変。

そんなことを話していると、ちょうど掃海隊群司令がやってこられるハプニングもあったり。
掃海隊群司令はこの後もずっと艦上をぐるぐる回られてたそうで、その姿勢には感服しました。



艦橋に登ると、左舷にある司令の椅子の横に小さな椅子が。
最初はお子様用の椅子かと首を傾げていたのですが、近くにいた乗組員さんが「掃海隊群幕僚長の椅子です」と教えてくれました。
椅子の上に掛かっている布の色が普通は階級を表してるのですが、黄色と赤色が半分半分のこの色は他とは違い幕僚長の色。
護衛艦隊幕僚長と掃海隊群幕僚長がこの色を使うそうですが、護衛艦隊幕僚長には椅子はないので、掃海隊群幕僚長のこの椅子のみという非常に珍しいものなのだとか。

などなど他にも色々なものを見たり聞いたりして大満足の内に「うらが」を下艦。
1200の軍港めぐりの予約を入れていたので、マイミクさんと別れてショッパーズに向かいます。

ジョージ・ワシントンの修理がまだ終わってないので勢揃いしている米海軍の艦艇を見ながら長浦港へ。
するとなにからボートを漕いでる人たちが。



海自のEODかと思ったら、なんと陸自の漕艇訓練。
年に1回くらいしか行われてないそうですが、こんなところでやってるんですね。珍しいものを見ました。

軍港めぐりを終え、再び総監部へと戻りこんどは「やまぎり」に乗艦。



「うらが」の混みっぷりに比べ結構空いていて、さっくり艦橋も見ることが出来ました。
その後三笠公園側に回って現地を離脱。
次の目的地へと向かったのでした。

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