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マリンフェスタ in 八戸(一日目)

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マイミクさんよりお誘いを受けたので、八戸港で行われた大湊地方隊創設60周年記念「マリンフェスタ in 八戸」に行ってきました。

仕事を終えて東北道を一路北に向かい、早朝0430頃に八戸港に到着。
当たり前ですがまだ会場が開いているわけもなく、埠頭に停泊している艦船も静まり返っています。


まずはひと通り配置を見ておこうとぐるりと一回り。


参加が発表されていた「みょうこう」「あたご」「あしがら」「あすか」「しもきた」、ミサイル艇、掃海艇、潜水艦の他に、多用途支援艦「すおう」とYDT-02が停泊しています。


海面警戒に当たると思われる「すおう」とYDT-02は0600過ぎに出航。
その後、八太郎1号埠頭で別のマイミクさんたちと順次合流しながら、開門を待つことに。


潜水艦「ずいりゅう」の出航。少し遠かったのが残念ですが、舞鶴での「けんりゅう」の出航に続き、そうりゅう型潜水艦の出航を間近に見ることが出来て良かったです。

「ずいりゅう」の出航を見届けた後、乗艦する「しもきた」が停泊する八太郎4号岸壁へ移動。


初めてのおおすみ型での体験航海に胸を膨らませながら、乗艦を待ちます。
今回驚きだったのが、キャンセル待ちの人が結構いて、それらの人もバンバン乗せてたこと。
昔は関東圏の体験航海でも偶にありましたが、昨今の自衛隊人気の高まりでチケットの入手さえ困難な状況が続いているので、かなりビックリしました。

そんなことを話しながら予定時刻よりも少し早く乗艦開始。
場所を確保した後、早速あちこと見学開始。

今回の個人的なテーマは、去る6月にアメリカで行われた「ドーン・ブリッツ13」演習の話を聞くこと。
「ひゅうが」にオスプレイが着艦したことが様々なメディアで報道されていましたが、実は「ひゅうが」に着艦する前にこの「しもきた」にオスプレイは着艦しています。

日本の艦船で一番最初にオスプレイが着艦した場所
着艦スポットもあちこち塗料が剥がれていましたが、これはオスプレイのためではなく通常の運用で剥がれてきているものだとか。

艦橋に上がると、揚搭装置状況表示盤の下のボードに何やら怪しいマグネットが。

ビーチの下に暗くて見えないが「あたご」と「ひゅうが」のプレートがある。
ピーチ、洋上、しもきたは分かるとして、あたご、ひゅうが、64?
尋ねてみると、予想通り「ドーン・ブリッツ13」で用いられたもので、LCACやヘリコプターが現在どこにいるのかを簡単に図示ために用いられたものだとか。

そんなことを聞いて回っていると、あっという間に出港準備。


大湊からやってきたYT-90とYT-81に曳き出され、「しもきた」は0945に出航。
続いて「あたご」の出航を見ていると、突然轟音とともにP-3Cが上空を通過。


目の前が八戸航空基地の滑走路端なので、丁度この上空を通過していくんですね。
これは良いサプライズです。

出航した「しもきた」は先に出た「みょうこう」の後に付いて八戸港外へ。
後に続くのは「あたご」と「あしがら」ですが、この二隻は同型艦。
丁度「しもきた」の飛行甲板からは二隻が並んでいるのがよく見えて、「あれ、これって結構美味しいんじゃない?」


あたご型が二隻揃って航行しているところを撮影する機会なんか滅多にあるもんじゃないので、ここからはあたご型祭り。
あるマイミクさんなどは訓練展示そっちのけでひたすらこの二隻を撮りまくってましたw

出航して小一時間ほどで訓練展示の実施海域に到着。
まずはミサイル艇の高速航行展示。



速度はそんなに出てないのですが、海面の状況が若干悪かったので舞鶴よりも波しぶきが多く飛んで迫力満点。
360度ぐるりと回ってから一度「みょうこう」の前に出て180度回頭。
反航する途中でIR弾発射。


うーん。これはちょっと近すぎたのと、風で流されたので写真的には今ひとつ。

続いて航空部隊の展示。
今回はSH-60KとUH-60J、P-3Cに加え、陸上自衛隊からOH-1とAH-1S、航空自衛隊からF-2戦闘機が飛来。



天気が悪かったので残念ながらこちらも写真的には今ひとつ。
でも飛んでくれただけでも感謝です。

そしてP-3Cによるフレアの発射。


観艦式ではお馴染みの展示なので、今回は縦位置で狙ってみました。

P-3Cの次は潜水艦の潜入浮上展示。
一昔前の観艦式では潜水艦のドルフィン運動が展示の目玉でしたが、最新の潜水艦ではドルフィン運動が出来ないため、浮上展示のみになっています。

ところが今回は潜入浮上展示。
一体どんな展示なんだろうと思っていたら、「ずいりゅう」が「みょうこう」の横辺りで潜入を開始し、一度潜航してから「あたご」の横辺りで浮上。



どうしてもドルフィン運動みたいな迫力は出ないのですが、それでも潜入して浮上が出来ることがわかったので、是非次回の観艦式では潜入浮上展示を行って欲しいところです。

更に取り入れて欲しいのが次に行われた陣形変換。
各艦が一斉に左45度回頭し、斜陣を組みます。


この日は海域の制限もあったのか、展示と展示の間に回頭が行われ、色々な撮影チャンスがありました。


特にUS-2の模擬着水展示の後に行われた、各艦が後方より追い抜きざまに「しもきた」に対し登舷礼を行うのは今までに見たことがない礼式。


この陣形変換で、「みょうこう」「しもきた」「あたご」「あしがら」の順番に並んでいたのが「あしがら」「あたご」「しもきた」「みょうこう」の順に。


そしてここで展示訓練は終了。
展示と展示の間に若干間延びした感がありましたが、非常に多彩で密度の濃い展示訓練でした。

という訳で、入港まで再び艦内見学再開。
今度は車両甲板に降りてウェルドックのLCACを見ることに。


うーん、やっぱりLCACはいいですね。一度体験搭乗してみたいです。

車両甲板を見学していると、艦橋後方のエレベーターが昇降開始。
初めてですよここのエレベーター動いてるの見たの。


何やってるんだと思ったら、飛行甲板で使った毛布を艦内に格納してました。
まあそんなに量もなかったのに何度も昇降していたので、サービスだったんでしょうね。
いや、これも貴重な経験です。

そして入港後は「あたご」を見学。
もちろんこちらでも「ドーン・ブリッツ13」のことを質問。

西部方面普通科連隊の隊員の着弾観測で「あたご」が艦砲射撃を行っていましたが、海上自衛隊側からも隊員を同行させていたそうで。また「あたご」にも陸自の隊員が乗艦し、事前にシミュレーションモードで何度も手順を確認した後で、射撃を行っていたそうです。



また、Mk.46 OSSだけでなくSPY-1Dの艦砲射撃モードも両方使ったそうで、今回一番聞きたかったことが聞けて良かったです。

まあそんなこと聞いてると、同行していたマイミクさんから変な人扱いされちゃいましたが。
普通に新聞とかで報道されてるじゃないですか、ねえ^^;

といったところでこの日の見学は終了。
ホテルに投宿した後、八戸市の中心街で反省会を行い、酔っ払って就寝したのでした。

二日目に続きます。



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