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中央即応連隊創隊5周年記念行事

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2014年3月2日(日)、中央即応連隊創隊5周年記念行事を見学に、宇都宮駐屯地まで行ってきました。
中央即応連隊は中央即応集団の基幹部隊として、国際平和協力活動における先遣部隊や、各方面隊の増援部隊として全国に展開する部隊で、今回が部隊としては初めての一般公開となります。


石橋駅からバスに乗り、0840過ぎに宇都宮駐屯地に到着。
注目度の高い部隊なので混んでるかとおもいきや、正門の前に並んでいるのは十数人。あれ?
フォロワーさんがいたのでしばらく話していると、0900に開門。
とりあえずグラウンドだろうと当たりをつけて中に入ります。


するとグラウンドには模擬宿営地が設けられているじゃないですか。
どうやら記念式典はこの中で行われるようですが、招待客以外は反対側に回るように指示されたので、そちらへ移動。


とりあえずここで陣を張り、まず装備品展示を見学。
今回は国際平和協力活動の展示がメインなので、装備品もそちらで用いられるものが色々と並んでいます。



洗濯機だったりシャワーだったりトイレだったりがみなコンテナに収容されています。


廃棄物の処理コンテナまであるんですね。


でも、中央即応連隊は先遣部隊として展開するため、これらの装備は使えず、トイレは簡易トイレ、風呂にも入れず活動することが殆どなのだとか。


即応体制を常に意識するため、駐屯地の警備任務であっても常にこれだけの装備をしているそうです。


宿営地の周りは鉄条網で囲まれ、要所要所にはこんなセンサーみたいなものが設置されています。
その鉄条網を設置するのがこちらの車両。


中に鉄条網が入っていて、走行しつつ後ろに敷設していくことが出来るのだとか。


ちなみに1リール700kgあるそうですが、それでも要所要所で杭を打たないと風で動いてしまうのだそうです。


メインゲートはこちら。こちらもアメリカ製。
中央即応連隊は任務の性質上、海外製の装備を多く取り入れているように見受けられました。

寒空の下フォロワーさんと雑談したりしてなんとか時間を潰し、1040よりようやく式典が開始。


式典は中央即応連隊は既存の枠を壊すものだということで、連隊長が式辞を述べた後、お世話になった人たちを一人一人紹介していくという非常に珍しいもの。


ちょっと周り置いてきぼりな感もありましたが、でも色々な人が連隊創設に尽力されたことがわかり興味深かったです。

感謝状贈呈の後、模擬格闘訓練展示。
と言っても中央即応連隊なので、非常に実戦的な内容です。



銃やナイフを持った敵との格闘はこの間習志野でも見ましたが、



不審者の制圧、検索、そして連行までがワンセットになっているのはさすが中央即応連隊と言ったところでしょうか?

格闘訓練展示が終わりそうになったところで、続いて行われる邦人救出訓練のため急いで陣地転換。でも急ぎすぎて足元滑らせて擦り傷を作ってしまったり(涙)。幸いカメラは無事でしたが、少しご迷惑をお掛けすることになり個人的には反省です。

それはさておき邦人救出訓練は、宿営地に収容された邦人たちの救出のため、LAVと人員輸送車1号がコンボイを組んでやってくるところから状況開始。



誘導隊が裏口から宿営地に入り、中で待つ邦人(招待客の一部)を案内します。


するとそこにトラックに乗った謎の武装集団が来襲。LAVと銃撃戦を繰り広げます。


謎の武装集団を撃退した隙に、邦人達は人員輸送車1号へ。


そしてコンボイは出発。


……と思いきや、宿営地前に爆発物らしきものが設置されていることが判明したため、恐らく今回初公開となるUGVが出動。



爆発物を爆破処理します。


そしてコンボイは出発し、後方からの謎の武装集団の攻撃を撃退しつつ無事離脱に成功したのでした。

他の舞台の訓練展示に比べると非常に地味で、普通の人から見ると中々わかりづらい訓練展示でしたが、要所要所に興味深いことが多く個人的には満足出来ました。


そして最後に残りの装備品を見学し、1238に駐屯地を離脱。
雀宮駅から帰途についたのでした。

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