2013年11月2日(土)。久里浜駐屯地の創立記念行事に行ってきました。
久里浜駐屯地は陸上自衛隊の前身である警察予備隊が創隊されたときに初めて開設された二つの駐屯地のうちの一つで、旧海軍の通信学校の跡地にあります。
0945過ぎに現地着。
しばらく並んで1000丁度に開門。中に入り、式典会場の端に設けられていた一般席に陣を張ります。
そしてまず装備品展示会場へ。
無線搬送装置1号、2号、電子交換装置1号などが並んでいます。
それぞれハッチはあいてましたが、車内の撮影はご遠慮くださいとのこと。
東日本大震災の教訓の元、配備が前倒しにされた広帯域多目的無線機も展示されていました。
その後、ガラガラで誰もいない個人用暗視装置の体験をしたりしていると、観閲部隊が入場し式典開始。
防衛大学校儀仗隊のファンシードリルを経て観閲行進開始。
通信器材は秘匿性が高いのか、はたまた種類が多すぎて説明するのが面倒なのか、多くは「~回線を設置する装置です」と言った説明しかされません。
その後は訓練展示。
OH-1及びバイクによる偵察と普通科部隊による陣地確保を受け、通信科部隊が器材を設営します。
下の無線搬送装置1号は現在伊豆大島の災害派遣任務にも充当されていて、富士=大島間の通信回線を確保しているのだとか。
訓練展示が終わろうとしている時に突然雨が降ってきて、慌てて室内退避。
しばらくしたら止んだのでよかったですが、雨装備を全く持ってなかったので非常に焦りました。
旧帝国陸海軍時代からの通信器材が多数展示されている資料館を見学した後、再度装備品展示の場所に行ってみると、一番奥に見かけない車両が停められいるのを発見。
国際貢献活動用の車両かなと思いながら車体横の銘板を見ると、「新野外通信システム」の文字が。
技術研究本部の名前があったので試作型みたいですが、新野外通信システムは2012年と13年度予算で14セットが調達されているので、実用型がお目見えするのももうすぐかと思われます。
しかし通信科も、アナログ通信機からこんなネットワーク基盤まで運用しなければならないのはホント大変そうですね。
といったところで疲れたので駐屯地を離脱。
家路についたのでした。
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