自衛隊や米軍関連のイベントのレポートを中心としたサイトです。

平成25年第34回九都県市合同防災訓練

0 件のコメント
平成25年9月1日。千葉市の蘇我スポーツ公園で行われた、第34回九都県市合同防災訓練に行ってきました。
毎年9月1日前後は防災週間ということで各地で防災訓練が行われていますが、関東南部の九都県市が毎年持ち回りで行っている合同防災訓練が特に規模が大きく、首相が視察に来ることでも有名です。 
朝0930から開始だったのですが、時間を勘違いしていて0820頃会場に到着。 まだ全然準備中だったので、取り敢えずスタンド席に場所を確保し開始を待ちます。



0930に状況開始。千葉市で震度6強の地震が発生したという想定で、まず火災現場に消防団が駆けつけます。
航空自衛隊も百里基地の第501偵察航空隊がRF-4EJ偵察機を発進。


陸上自衛隊のUH-1Jヘリコプターや、第1空挺団の偵察バイクなども出動し、被害の状況把握を行います。


自衛隊だけでなく、県警やNTT東日本、ボランティア団体に郵便局のバイクまで出動。





消防航空隊のヘリなども出動し、被害の状況把握と共に、避難誘導や広報活動などに従事します。


するとそこに怪しい車に付けられた幼稚園バスが登場。
なんと前と後ろを故障した車両で塞がれてしまい、身動きが取れなくなってしまいました。
さてはゴルゴムの仕業か?と思い身構えたのですが、もちろんそんなことはなく、乗っていた園児は先生と警察官の誘導により避難し、道を塞いでいた車両も自衛隊と地方道路整備局の手により撤去。


しかし息を抜くまもなく、地震で放置された車両からアンモニアが漏れだしたということで、千葉市消防局の特殊災害対策車が出動。
直ちに周辺の人間の救出と、除染にあたります。


そこに第102飛行隊のUH-60JAが飛来。
なにかと思ったら、消防庁長官が来場。



その間にも訓練は継続中。
幼稚園バスの進路を塞いでいた車両は無事撤去され、救出された人たちも救護所に運ばれ手当を受けます。
各種インフラの復旧工事も始まったところで、再度UH-60JAが飛来。


今度は誰かと思ったら安倍総理以下内閣スタッフ。
去年はEC-225だったのでてっきり今年もそうだと思ってたのですが、良い意味で期待を裏切られました。


インフラの復旧と陸上自衛隊、日本赤十字社による救護テントの設営が行われる中、災害救助犬が現場に投入され、行方不明者の捜索にあたります。


東京消防庁よりASTACOも投入され、瓦礫の除去と行方不明者の捜索が同時並行で進行。


救助された人たちが海上自衛隊のUH-60Jにより下総航空基地へと搬送されていきます。


陸海その他のヘリが飛び交う中、観覧席に突っ込んでくるのは海自だけw
最近は自粛していましたが、ようやく派手さが戻ってきたようです。


ヘリやトラックで他の県や市より救援物資が届けられる中、三階建てのビルでは火災が発生。




消防と警察のレスキュー隊とヘリにより要救助者は救出され、はしご車による一斉放水が行われたところで状況終了となりました。

その後は展示会場で各種特殊車両を見学。



特に一番観たかったのは、高射学校が展示していた対空戦闘指揮統制システム(ADCCS)。
残念ながら装置そのものは展示されず、下志津駐屯地に置かれた試作型のADCCSが処理したデータを、対空情報受信機で受信したものがディスプレイに映し出されていただけでしたが、色々な話を聞くことが出来ました。



他にも今年配備されたばかりでどこの職種の装備か分からない支援車を見たり、


小型模型飛行機というカテゴリでNICTが輸入したRQ-20っぽい機体による無線中継システムの実証実験についてあれこれ話を聞いていたらあっという間に終了時間に。

もっと色々話を聞きたかったのですが、暑くて疲れていたのもあってここでRTB。
蘇我駅前で休憩して自宅に帰ったのでした。

けど、今回一番インパクトがあったのは、総務省関東総合通信局のゆるキャラ「DENPAくん」。
「直球で命名しました」って、いやそれはいいのかなぁ?



みなさん、どう思います?(苦笑

0 件のコメント :

コメントを投稿