マリンフェスタ in 八戸(二日目)
翌朝5時頃に目が覚めTwitterを見ると、2020年のオリンピック開催都市に東京が選ばれたとのこと。でも、こちらの関心は外の雨。
結構激しく降っていたので、今日の一般公開はどうなるんだろうとドキドキしていたのですが、朝食を食べる頃には止んでくれて一安心。
ということで、0830に本八戸駅に集合し、車で八太郎1号埠頭に向かいます。
今日の目的はまずミサイル艇。
ミサイル艇は北海道の余市と舞鶴、佐世保に2隻づつ計6隻しか配備されておらず、関東圏で見る機会は観艦式位。
それも7年前の観艦式で一般公開されたのが多分最後。
という訳で、すごく観たかったのです。
0900からの一般公開前に並んでいると、第1ミサイル艇隊の司令がやってきて、ミサイル艇について説明してくれました。
この日公開されたのは、ミサイル艇「くまたか」。また隣に係留されている「わかたか」も76mm砲の操法展示を行ってくれたので、実質2隻とも一般公開された様なものです。
ミサイル艇はとにかく小さいので、前甲板で溜るのも何だと思い、さっさと艦橋へ。
うわー、やっぱり狭い。
ただでさえ狭いところに、高速航行するため全員分の椅子があるため、後ろを人一人が通るのがやっとです。
シートに座るとクッションが効き過ぎる位ふわふわ。
それでも高速航行中はバンバン跳ねるので、これくらいじゃないとダメなのだとか。
そんな環境なので、ミサイル艇の乗組員は腰痛持ちや痔持ちはダメなのだそうです。
狭いところにこれでもかと機器が取り付けられていて、他の艦だと部下にやらせることも艇長がやらないとダメなのだとか。
一人で二役三役こなせないと艦が回らないので、乗組員は全員海曹以上。士は到底乗せられないそうです。
「くまたか」の乗組員数は18名。うち士官が4名。3直組むのも難しいので2直体制なのだとか。
航海科の下士官は2名しかいないので、ラッパを吹くのも長の役目。
艇長席の前にはSSM-1Bの発射キーが。
ミサイル装填中ですって、じぇじぇじぇじぇ!
そんなこんなで色々と「くまたか」の艇長にお話を伺い旗甲板に出ると、普通マストの下に置かれている信号旗の箱が見当たりません。
気になったマイミクさんが尋ねると、艦橋の後ろにある小さな箱を開けて見せてくれました。
ミサイル艇の信号旗は普通の護衛艦などで用いられているのより一回り小さいものが使われてるのだとか。
とかとか聞いていたらミサイル艇だけであっという間に1時間近く。
そろそろ「みょうこう」と「あしがら」が体験航海に出航しそうだったので、近くから撮ろうと潜水艦「ずいりゅう」の方に移動。
潜水艦「ずいりゅう」。横須賀の艦ですが、横須賀では米軍基地側の潜水艦岸壁に停泊しているので、中々間近に見る機会がありません。
改めて近くで見ると、係留用の金具とか結構ゴテゴテしているのが分かります。
乗組員さんにAIP潜水艦が横須賀に配備されなかった理由を聞いてみると、単に古い「はるしお」型が呉の第1潜水隊群に集まっていたので、それをリプレースしていっただけなのだとか。
一部で噂があった液酸の燃料は現在はタンクローリーで運んでるそうですが、将来的には横須賀にもタンクを作ることになってるそうです。
現在、海上自衛隊では潜水艦の勢力を16隻から22隻に拡張しようとしていますが、そのために潜水艦教育課程に入校する海士の人数が5倍くらいに増やされているのだとか。
結果、各艦に実習に来る人数も増えてるそうで、「ずいりゅう」も魚雷室に臨時のベッドを設けて彼らを収容しているそうです。
そんなことを話していると、「あしがら」と「みょうこう」が出航。
それを見送った後、掃海艇を見学することに。
「ゆげしま」って何型だったっけなー。こんな配置の掃海艇見たことあったけなーと首を傾げていたのですが、あとでログを追いかけてみると、今年の3月に阪神基地隊の「くめじま」見てました。
20mm機関砲の操法展示(笑)。
機雷を爆破処分する際には、2000mほど離れたところから射撃を行うそうですが、この照準器じゃなー。
「ゆげしま」を見学してると、あっという間に「あしがら」が帰港。
うーん、その後一般公開が控えてるとはいえ、1日目との差が激しすぎるような気が。
「ゆげしま」を見学後、引き続き「あすか」に移動。
「あすか」のFCS-3があった場所が変わっていたので理由を聞こうと思っていたのですが、見学している内にすっかり忘れてしまい聞けませんでしたw
マイミクさんによると、今はただ蓋をしているだけで、来年度に新しい試験を開始するのだとか。
隣の「あたご」は昨日も見学したしまあいいかなーと思っていたら、
去年の観艦式の時は確か将官用の敷布をしいてたり、中々粋なことをやってくれます。
士官寝室も昨日は1箇所だったのが、2箇所公開になっていました。
マイミクさんと赤灯の話をしていると、わざわざ切り替えてくれたり、
「あたご」は広報に積極的な艦だと思っていましたが、ここまでやってくれるとは嬉しい限りです。
「あたご」を降りて、マイミクさんを一人本八戸駅に送っていった後、「しもきた」を見学するために八太郎第4岸壁に移動。
するとあら? 昨日はいなかった陸自がいるじゃないですか?
当日は隣に客船「ぱしふぃっくびいなす」が入港していたので、輸送艦と陸自の装備と豪華客船という訳のわからないことになっていました。
予定では1430乗艦締切だったのですが、行ってみると30分繰り上がって1400締切となったので、慌てて「しもきた」に乗艦。
LCACは入口にロープを張って、中に入れないようになってるのですが、今回は特別に隊員さんが写真を撮ってくれました。
LCACの中にも御札が貼ってあるんですね。
今まで何度も入口からは見たことありますが、全然気づきませんでした。
しかしやっぱりLCACは格好良いですね。
一度でいいから乗艇してみたいものです。出来れば荷物以外で^^
この後急遽出航するという「しもきた」を半ば追い出されるように下艦し、この日の一般公開の見学は終了。
なんだかんだでこの時点で1500。
本当は久慈に「あまちゃん」の舞台探訪にでも行こうと思っていたのですが、そんな余裕が有る訳もなく、再び東北道をひた走り、東京に戻ったのでした。
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